ソフトウェア開発者の人生マニュアル「SOFT SKILLS」感想

読もうと思ったきっかけ

敬愛するよっぴーさんが書かれたインタビュー「エンジニアで年収4ケタってどうやったらなれるの?稼いでる人に聞いてきた」

なんと23歳で1000万越えのプログラマーの子(すごい。夢があるなぁ)がソフトウェア開発者の人生マニュアルという本をおすすめしていて、興味が湧いたので読んでみた。

codeiq.jp

感想

ある程度コードが書けるようになって、自分はどう進めばいいのか?と考えているエンジニアにはオススメと思いました。

一つ一つの事柄はいわゆる自己啓発やキャリアデザインの本によく書いてある当たり前のことが多い。しかし、ここまで一冊にきちんとまとめられた本は中々無いので、雑多にエンジニア本を読むより、この本一冊読んで生存戦略考えた方が良い。

エンジニアは無駄なこと嫌いな人も多いし、参考文献少ない越したこと無い。

とにかく読んだ後はモチベーション上がる。

 

内容について

まず以下目次。

目次
第1部 キャリアを築こう
第2部 自分を売り込め!
第3部 学ぶことを学ぼう
第4部 生産性を高めよう
第5部 お金に強くなろう
第6部 やっぱり、体が大事
第7部 負けない心を鍛えよう

付録A  コードを書けるなら金融は理解できる
付録B  株式市場の仕組み
付録C  食事と栄養の基礎:ガラクタを入れればガラクタが出てくる
付録D  健康な食事の方法:ピザは食品群ではない 

 

目次をざっと見てもわかるように、この本には美しいコードがどうだとか、どの言語が優れているか。というような技術的内容は基本的には一切書かれていません。

ソフトウェア開発者が歩むべき一つのユースケースとしての情報が提示されている本です。

順番としては自分の売り込み方から始まり、健康に仕事を続けるための体作り、果てはパートナー探しまでに言及した本。

良いことたくさん書いてありましたが、個人的には学習についての章が興味深かった。

学ぶことについて学ぼう

エンジニアは常に新しいこと、言語の最新技術でもあるし、ビジネス要求、開発手法など多岐にわたることを勉強しなければならない。

そのために何を行うかというと、やる気だけでは不確定なので、学習プランを立てる、本の知識だけでは曖昧なので、自分が尊敬できるメンターを作る。自分の理解を深めるためにメンターになる・・・など。

この本の作者はとにかくストイックかつ論理的で基本的に自分のやる気次第でどうにかなるとは思っていなくて、自分自身の行動も仕組み化するまで徹底的に作り込んでいる。プログラミングと同じように自分自身をハッキングしているのだ。

学習すること自体の重要性はわかりきっているし、いつも勉強しなきゃなーと思うけれども中々億劫になってしまうことも多いのだけれども、いつも結局やらないのは自分を信用しすぎているのかなとも思った。

 

まとめ

技術書を読むのも重要だけど、大抵のことはググれば出てきてしまうし、インフラにAWSがあるというこの時代に技術はコモディティ化してくる部分が多くなってくると思う。そうなった時に人は人がやらなきゃいけない事柄をしなければいけなくなっていくと思います。